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青年海外協力隊で保健師として活動しています。2011.1.12~フィリピンにやってきました。


by motokayo
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RN-Heals

RN-Healsは雇用の少ないフィリピン人ナースに今年できた制度。今一期生。
新卒ナースが研修を兼ねて、半年RHU(地域)、半年間病院(臨床)に勤務。
一年間で終了なので、それ以降は結局無職。
でもかなりのマンパワーになってる。一年間は給料が保障されるし。
全自治体のRHUに配属されてます。

フィリピン、看護学科はたくさんあるのに、雇用が少ない。
英語ができるから、優秀な人材はどんどん海外に出てしまってます。
アメリカ、イギリス、香港、シンガポール…
これどこの途上国でも同じと思うけど。
でも、RN-Heals見てると、海外に出れる技術・知識レベルではない。
なので、海外に出るための試験も別にあります。これに受からないと行けない。

先日、RN-Healsがネットで海外の求人サイト見てた。
希望給料にP150000(約30万円)と入力してたのはビックリ!
もっと謙虚にいこうよ…。
RHUトップレベルの助産師でもP17000/月なのに。

フィリピンの看護教育、ちょっと気になる。
教科書見せてもらったけど、教科書はアメリカのもの。
書いてあることは日本の看護と同じなんだけど、考える教育じゃない。詰め込み式。
字ばっかりで、どうやって教えてるか…って感じ。
日本人と同じ国家試験を受けて受かったフィリピン人が3人いるけど、この人たち本当にすごいと思う。
日本の国家試験に受かるには、日本語はもちろん、日本人的なフィーリングがないと無理。
この状況でどう思うか??とか。

RN-Healsがいるせいで(おかげで?)、JOCVの立ち位置が本当に難しい。
彼女たちは処置はできるし、言葉も問題ないし、地域のことよく知ってるし、何だか読めないカルテも読めるし。隊員よりよっぽど使える。
話し相手がいるのはいいけど、以前の隊員はもうちょっとやることあっただろうな~と思う。

赴任と同時に来た彼女たちとも、再来週でお別れ。
「うちらAug12で最後だよ!」って毎日言われる。
最初に会ったBatchだから、なんだか寂しい。
by motokayo | 2011-07-31 15:24 | Dulag life